日本紅茶協会のティーインストラクター《費用・仕事・難易度》

ティーインストラクター(ジュニア)の養成研修の目的は、プロではない一般の方に広く「紅茶に関する正しい知識と、紅茶の正しい淹れ方の技術を講習する」ために必要な知識や技術を開発することにあります。
つまり、このティーインストラクターの資格を取った一般の方がその他の方に、紅茶について正しく広められるような仕組み作りをするための資格と言えます。

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ティーインストラクターには3つの階級があり、それぞれジュニア・シニア・マスターと呼ばれています。
今回は教室に通い、研修を受けることが必要になるジュニアについて紹介していきます。

資格認定基準とは

●ジュニア

規定の年間33単位を習得し、その後試験に合格した方を「ティーインストラクター(ジュニア)」として認定します。

●シニア

ティーインストラクター(ジュニア)の資格を取得した後、5か年以上の実務経験が必要となり、その他に日本紅茶協会が定めた受験資格をクリアした方を対象に、資格認定試験を実施します。

●マスター

ティーインストラクター(シニア)の資格を取得した後、紅茶業界での10年以上の実務経験、その他定められた基準をクリアすることが必要。その上で、日本紅茶協会の資格認定委員会で、その人格・識見・実績が認められた方を「ティーインストラクター(マスター)」として認定します。

研修の中身は?

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●期間

半年間(4月~12月)

昼の部(14:00~16:30)・夜の部(18:30~21:00)
1日2コース開催 毎週水曜日

通常研修とは別に5回程度、土曜日に実習が入ります。

●単位

「紅茶学」講座など:11単位
「講習会の手順」などの指導実習:12単位
「ティーテイスティング」実習:4単位
「紅茶製造」実習:1単位
紅茶関連講座など:5単位    全33単位

●学期末試験

各期末に、それまで学んだ分野に関する「資格認定試験」が行われます。

①学科試験
②産地別 紅茶判定試験
③正しい紅茶のいれ方・扱い方、およびバリエーションの指導実務試験

気になる費用はどれぐらい?

受講料:285,000円(テキスト代含む)
合宿会:20,000円
試験受験料:10,000円
登録料:10,000円     総額:300,000円

費用は他の資格と比べてかなりかかります。しかし、合宿形式の実習があったりと、とても中身が充実しています。

ちなみにこちらは通信教育ではなく、教室に通うものなので遠方に住んでいる方は注意が必要です!

どれくらい難しいの?

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ジュニアクラスの勉強内容は基礎的なものなので、とても難しいというわけではありませんが、費用も期間も他と比べかかりますし、毎週きちんと教室に通う必要があるので「本気で勉強したい!」という方向けです。

資格取得後は?

日本紅茶協会では、資格取得後の個人的な仕事の斡旋はしていません。

しかし、資格を活かして個人で紅茶教室やセミナーを開いたり、紅茶専門店で販売職として働くことができるでしょう。

豊富なセミナーや研修

ティーインストラクター養成研修を取り行っている日本紅茶協会では、今回紹介した研修以外にも数多くのセミナーや研修を定期的に開催しています。しかも、自分の知識や技量にあったセミナーを選ぶことができます。

●紅茶を楽しむ会

専門知識はないが、紅茶に興味があり、自分で美味しい紅茶淹れて飲んでみたいと思っている人向けのセミナーです。

この会は毎月を開催されています。ティーインストラクターさんに優しく紅茶の淹れ方やレシピ教えてもらえます。またそれだけでなく、紅茶に関連する各国の文化や会話の仕方までも学ぶことができるんです。

そして、驚くのがこの会が行われる場所!何と紅茶生産国在日大使館で毎回開催されるんです!

●スペシャルティーセミナー

紅茶のある特定のテーマについて深く学びたい人向けのセミナーです。

紅茶に関するあるテーマについて深く学んでいきます。毎回テーマが違うので、自分が興味のある回のみ参加してもいいかもしれませんね。

また、セミナーの講師もその道のスペシャリストを招いて行われるので本格的ですよ!座学だけでなく、実習も交えて楽しく学べる講座です。

●紅茶特別研修会

趣味の範疇で紅茶に興味を持っており、他の人に紅茶についての話ができる人向けの研修会です。

すでに紅茶に興味を持っており、紅茶をより極めたい方、さらにはビジネスの関係で紅茶の知識を生かしたい方を対象とした内容です。

この研修会では、3回のコースを全て終えた後に「修了証」が発行されます。

●ティーアドバイザー

商品としての紅茶についての知識が豊富で、販売技術としてクオリティーシーズンや美味しい飲み方のアドバイスができるが、実際に美味しく淹れる技術はまだ習得していない人向けの研修会です。

紅茶の販売や食品関係の仕事の現場に役立つ知識の習得ができます。毎週1回研修会が行われ、全3回の研修終了後には試験を受けていただきます。それに合格した方には「ティーアドバイザー」としての資格認定証書が授与されます。

東京以外でも年に数回程度ですが数都市で開催さています。
また、東京にで夜間コースもあるのでお仕事帰りなどに受講してみてもいいですね!

●予約はお早めに♪

今回紹介したセミナーや研修会はどれもとても人気の高いものなので、予約は早めにしましょう。
また予約が終了していても、次回開催のお知らせが出ている場合があるので定期的にHPをチェックするのもお忘れなく!

ティーインストラクターの詳細はこちら

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