紅茶が好きで、紅茶の資格に興味がある人はたくさんいます。しかし、そうは思っていても紅茶の教室が近くになかったり、実際の教室に通うのはちょっと敷居が高く感じてしまう人もいます。それなら独学で勉強したいと考える方もいるでしょう。
実際に紅茶の資格は特別教室に通わなくても独学で取れるものです。独学には2つ方法があり、まず1つ目は通信教育での学習。次に、市販の書籍を使って学習をするという方法が挙げられます。
今回はその2つ勉強法を比較しながら紹介していきます。自分に合いそうな勉強スタイルを見つけてくださいね。
通信教育
まずは通信教育の話からいきましょう。
通信教育の例として挙げられるのが、一般財団法人JADP認認定の「ティースペシャリスト資格」と「カーサバリスタ資格」の2つが同時に取得できるキャリアカレッジジャパンのコーヒー&紅茶カフェマイスター取得講座、また日本創芸学院が認定する「紅茶コーディネーター」です。
どちらの講座もかかる費用は6万円後半くらいで、その中にDVDやテキストなどの教材、その他ティーポットなど実務に必要な道具が付属されてきます。
●日本創芸学院「紅茶コーディネーター講座」
基本的な美味しく紅茶を淹れる方法、茶葉の種類と選定方法はもちろんのこと、紅茶に合うお菓子の作り方やティーパーティーの演出についてなど・・・紅茶を楽しむ上で必要なこと全てを身につけることができる講座です。
専門家監修のテキストとDVDで、紅茶の知識と技術を順を追って身につけていきます。課題が学科で5回、実習で1回あり、提出された課題は全て専門家が細かくチェックします。もし受講していて分からないことがあれば、何度でも専門家に質問できるので初心者の方でも安心です。
ただ単に知識を深めるのではなく、将来的に資格を活かして紅茶専門のお店やスクールを開きたいという方にオススメの講座です。
●キャリアカレッジジャパン「コーヒー&紅茶カフェマイスター取得講座」
JADP認定の 「カーサバリスタ資格」「ティースペシャリスト資格」という2つの資格を同時に取得することができます。こちらの講座は紅茶だけでなく、コーヒーについても本格的な技術や知識を身につけられるのでお得です。
また、お店の開業についても学べるので、より実践的な知識も身につけることができるでしょう。
4ヶ月のカリキュラムの中で途中8回もの添削サービスが受けられるので、自分の進捗状況を客観的に把握しながら学習を進めることができそうです。
キャリアカレッジジャパンのHPをご覧になれば分かると思いますが、実務に必要な道具のキットもとても充実していますよ!自分で1から用意しなくていいので、気軽に始められそうですね。
市販の書籍
次に市販の書籍についてです。こちらは通信教育と比べると、資格を取得するために勉強するというよりも、紅茶の知識を深めるために勉強したいという方向けです。
本屋に足を運んでいただくと分かる通り、紅茶の書籍はたくさんあります。その中でも特にオススメの本を3冊ご紹介したいと思います。
●『紅茶の教科書』 磯淵 猛 (2012/4/25)
この書籍は、情報の多さがとにかく素晴らしいのが特徴です。
美味しい紅茶の淹れ方はもちろん、紅茶の産地についてや茶葉について、各紅茶と食べ物との相性、茶器の歴史、紅茶に関係する人の歴史など、紅茶に関する知識が幅広くぎっしり詰められています。
この情報量・・・1度読んだだけでは全て把握し切れません!何度も読んで学びましょう。
また著者が「午後の紅茶」の開発に携わった方ということもあり、食べ物に合わせた紅茶の飲み方についての内容はびっくりすることばかりで、とても面白いですよ♪
●『紅茶のすべてがわかる事典』 Cha Tea 紅茶教室 (2008/12/2)
タイトル通り、まさに“事典”のような書籍です。内容がとにかく盛りだくさんで、1つ1つの内容が濃く、大変読みごたえのあるものです。
「紅茶について分からなくなったら、これさえ読めば大丈夫!」と言っても過言ではありません。
また、紅茶に関するコラムのようなものもいくつか盛り込まれているのですが、どれも「へ~そうなんだ!」と思うようなものばかりです。
●『決定版 お茶大図鑑』 主婦の友社 (2012/8/30)
この書籍は、各種のお茶とコーヒーの特徴が一目でわかるガイドブックのようなものです。数多くあるお茶の中で何を飲んでいいのか分からない初心者や、茶葉のことをより詳しく知りたい中級者に向けて、約200種類にも及ぶ茶葉についてを丁寧に解説されています。
綺麗な写真がたくさん使われているので、雑誌のような感覚でさらっと読めちゃいますよ!
自分に合ったスタイルを
本を数冊買うだけで紅茶の知識を深められるので、こういった書籍での独学が最もコストを抑えられます。しかし、あなたがもし 「資格が欲しい」と思っているのであれば、資格取得のための教材できちんと勉強できる通信教育を受けるべきでしょう。
どちらにしても、自分が続けられそうな勉強法で紅茶についても学んでいきましょう!
いやいや勉強しても身につきませんからね。楽しく資格を取りましょう!
紅茶のおすすめ資格
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