紅茶の資格とは
忙しい日々の中、ふとした安らぎを与えてくれる紅茶。
紅茶は実に長い歴史をもっていて、茶葉の種類も多く、入れ方や飲み方によってもその効果が変わる、とても奥深い飲み物です。最近では、紅茶の専門店も増えてきて、家庭でも本格的な紅茶が楽しめるようになりました。
そんな紅茶には資格があることをご存知ですか?
知れば知るほどハマってしまう紅茶の魅力を資格を通じて感じてみましょう。今回は数ある紅茶資格を比較しながら、ひとつひとつの特徴を丁寧にご紹介します。自分に合った資格をみつけてぜひチャレンジしてみてください。
紅茶の資格をとるとこんないいことが!
まず初めに、紅茶の資格は次のような人たちにオススメです。
- 紅茶が好きな方
もともと紅茶が好きな方は、ダージリンやアールグレイといったお気に入りの紅茶を、もうすでにいくつか持っているかもしれませんが、紅茶は好きだけど詳しいことまで知らないという方がほとんどではないでしょか?紅茶を本格的に学べば、今まで飲んでいた紅茶について知れるだけでなく、自分の知らなかった紅茶に出会い新たな発見ができること間違いなしです。紅茶の好きな方はぜひ紅茶の楽しみ方の幅を広げてみましょう。
- カフェを経営してる方、したい方
紅茶の専門店で働きたい!将来カフェを経営してみたい!という方にとって、紅茶の資格は必ず強みの一つになるアイテムです。最近は味や品質にこだわった専門性の高いお店が人気になる傾向が強く、舌の肥えたお客様が増えてきているため、”紅茶の美味しいお店”として注目を集めることができるかもしれません。お客様と会話にをする際にも、紅茶のちょっとした知識を教えてあげたら必ず喜ばれるでしょう。すでにカフェで働いているという方は、お店のメニューをグレードアップさせるのもいいかもしれません。
資格はどうやってとるの?
紅茶の資格と一言でいってもその種類は実に様々です。ここでは資格の種類とその特徴を比較しながらご紹介します。
- 紅茶コーディネーター
主催元:日本創芸学院
認定元:公益社団法人日本通信教育振興協会
年齢制限・受験資格:なし
試験日:随時、在宅にて試験
特徴:通信講座(DVD・テキスト)、実習用キット付
資格取得の条件:レポート5回(カリキュラムごとに1レポート)、実習テストによる採点。
受講期間:9ヶ月(進め方は変更可、合格まで5か月まで無料で延長可能)
費用:<一括払い>税込62000円、<分割払い>税込4300円×15回
紅茶資格の中で、唯一通信教育のみで取得できるのが日本創芸教育の紅茶コーディネーターです。日本創芸教育は生涯学習をテーマに様々な通信教育講座を主催する、しっかりとしたノウハウを持った会社です。この資格以外にも、お菓子づくり講座や手作りパン講座、ハーブコーディネーター講座やナチュラルフード講座などたくさんの通信講座を取り扱っているので、同時並行で勉強してみるのもいいかもしれません。
- 紅茶アドバイザー
主催元:日本安全食料料理協会
認定元:日本安全食料料理協会
年齢制限・受験資格:なし
試験日:随時、在宅にて試験
特徴:カップ&ソーサーの知識から紅茶の茶葉や入れ方が主に出題。
資格取得の条件:回答率7割以上で合格。
受講期間:なし
費用:税込10000円
日本安全食料料理協会は、食品・料理技術の各スキルの水準がある一定以上であることを認定する企業です。紅茶アドバイザーは1万円で在宅受験することができますが、この認定試験専用の通信講座や教室が開かれているわけではなく、あくまでもスキルの水準が一定以上であることを認定することを目的として実施されています。
- 紅茶マイスター
主催元:日本安全食料料理協会
認定元:日本安全食料料理協会
年齢制限・受験資格:なし
試験日:随時、在宅にて試験
特徴:紅茶の知識だけでなく、開業に関する知識などから出題
資格取得の条件:回答率7割以上で合格。
受講期間:なし
費用:税込10000円
こちらも、紅茶アドバイザーと同じく日本安全食料料理協会が実施する資格のため、この資格専用の教室や通信講座はありません。紅茶アドバイザーで問われる紅茶の茶葉の種類や入れ方などに加え、紅茶マイスターでは開業のための知識等も試験内容に含まれるので、カフェを経営したい方に向いているでしょう。
- ティーインストラクター
主催元:日本紅茶協会
認定元:日本紅茶協会
年齢制限・受験資格:なし
試験日:毎年3月に1回のみ受付
特徴:東京会場のみで開催。主な受験者は、紅茶の講師を目指す方。
資格取得の条件:全研修を修了し、試験に合格すること。
受講期間:4月から12月まで(週一回講義開催)
費用:税込291600円(テキスト、実習費込み)
日本紅茶協会とは、美しい紅茶を日本に広めるという目的のもと、紅茶のセミナーの企画や書籍の出版などを長年にわたり行ってきた会社です。紅茶の普及活動をするにあたり、より質の高い講師を育成する必要がでてきたためにこのティーインストラクターという資格制度がつくられました。そのためとても本格的な知識を身につけることができますが、将来紅茶のインストラクターなりたいというような強い意志のある人でなければ、内容が高度なだけに勉強を続けることは難しいかもしれません。費用も30万円近くかかるので、まずは他の資格に挑戦してから、もっと奥深くまで勉強したいと思ったら、挑戦してみるのがいいでしょう。
- ティーコーディネーター
主催元:リプトン
認定元:リプトン
年齢制限・受験資格:なし
試験日:随時開催
特徴:自分の都合に合わせてリプトンティースクールで受講し、単位を取得する。
資格取得の条件:シニアコース31単位、レギュラーコース4単位
受講期間:通年。
費用:1単位税込5400円資格取得まで合計189000円
ティーコーディネーターは、紅茶好きでなくても知っているくらい有名なあのリプトンが主催する資格です。この資格では、特別な試験などはなく決められた回数スクールに通うことで認定をもらうことができます。スクールの生徒は、趣味の延長として紅茶を楽しんでいる人が多いので、本格的に紅茶を学びたいという人にとっては少し物足りなく感じる部分があるかもしれません。
- ティースペシャリスト
主催元:財団法人日本能力開発推進協会
認定元:財団法人日本能力開発推進協会
年齢制限・受験資格:なし
試験日:随時、在宅にて試験
特徴:回答率7割で合格
資格取得の条件:全研修を指定機関で終了し、試験合格。
受講期間:機関ごとによって異なる。
費用:税込3600円
主な受講機関
ケイコとマナブ:コーヒー&紅茶カフェマスター
受講期間:4ヶ月
特徴:コーヒー実習セット、エスプレッソマシン、紅茶実習セット付き。
費用:税込9288円
紅茶の資格取得の近道とは
独学でも紅茶の資格を取得することは可能ですが、より体系的に本格的な紅茶の知識を身につけたいという方には、やはり教室に通うことをオススメします。紅茶の教室といっても椅子に座って堅苦しく講義を受けるというスタイルのものばかりではありません。先生と生徒で一緒に楽しく紅茶を飲みながら学ぶというスタイルの教室もあります。自分の知りたいことをその場で質問したり、目の前で実習の手本がみれるのは教室ならではの強みといえるでしょう。また、紅茶教室と通じて友達の輪を広げることもできるので、楽しく勉強を続けることができそうです。
忙しいし自分のペースで勉強したい!という方には、通信教育をオススメします。こちらは時間や場所にとらわれることなく勉強を進めることができます。しかも、自分の苦手なところを重点的に復習することもできるので、試験前の対策としても有効です。紅茶教室は女性の方が多いので、人間関係を築くのも少し面倒だなと感じる方や男性の方は、通信教育のほうが気楽に続けられるかもしれません。
自分に合った方法で資格取得を目指しましょう!
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